南カリフォルニア全域で急速に広がる山火事により地域社会が壊滅的な被害を受ける中、救世軍は現地で避難者と緊急対応者の支援にあたっています。

救世軍は緊急災害支援チームを派遣し、ウッドランドヒルズ、ロサンゼルス、パコイマの避難所で食事の提供とグリーフケアを行っています。さらに寝具、応急処置、救急医療、メンタルヘルス・サポートも提供しています。6台の移動式キッチンを含む13台の緊急車両が、必要に応じて配備される準備が整っています。

救世軍は他の支援団体や連邦、州、地方当局と連携し、可能な限り効率的かつ効果的に対応しています。

南カリフォルニア連隊の総務部長アンソニー・バーンズ少佐はCNNニュースで次のように述べました。「救世軍は動員態勢を整え、近隣の人々の最も緊急のニーズに応える準備ができています。」また、救世軍が誰も飢えることがないよう努め、必要な人々に水と衣類を提供していると付け加えました。

バーンズ少佐は続けて、「救世軍はどんな災害の前も、最中も、後も現場にいます。私たちは人間全体、つまり肉体的、感情的、精神的に奉仕することに尽力しています…人々に寄り添い、この災害を一人で乗り越えるのではないことを伝えたいのです」と述べました。

急速に広がる火災

1月7日(火)以来、激しい山火事が5つの地域にわたって急速に広がり、10人の命を奪い、18万人が避難を余儀なくされました。さらに20万人が避難警告下にあります。

急速に広がる火災はまだ制御されておらず、死者数の増加が予想されます。焼失地域は現在1万2000ヘクタール以上に及んでいます。

救世軍万国総督リンドン・バッキンガム大将は、救世軍人にカリフォルニアの人々のための祈りを呼びかけています。「カリフォルニア全域で山火事が地域社会を荒廃させ続ける中、家や生計、愛する人々を失った方々に心からの祈りを捧げます。世界中の救世軍の家族として、カリフォルニアの人々への愛と関心を熱心な祈りを通じて示しましょう。」

キリストの手足となって

少なくとも4人の救世軍士官（伝道者）が現在避難命令下にあり、その中にはパサデナのベッキー・ヘルムズ大尉とニック・ヘルムズ大尉も含まれています。

「被害は広範囲に及び、大きな損失を被った人々と共に悲しんでいます。これは私たちが真にキリストの手足となることの意味を体現する時です」と大尉夫妻は小隊（教会）のメンバーたちへのメッセージで書いています。

救世軍米国西部軍国の書記長官エディ・ヴィンセント大佐は、「これは私たちの家族や救急隊員にとって心的外傷を負う不安定な時期です。この壊滅的な火災の影響を受けた人々のために祈ってください」と要請しています。

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アップデート

1月8日：初期対応

• 南カリフォルニア全域で急速に広がる山火事により、救世軍が避難者と緊急対応者の支援を開始。
• 3カ所の避難所（ウッドランドヒルズ、ロサンゼルス、パコイマ）で食事提供、グリーフ・ケアを実施。
• 13台の緊急車両（移動式キッチン6台含む）が配備準備完了。

1月9日：対応の拡大

• 焼失面積が約13,000ヘクタールに拡大、火災は依然として制御されず。
• 避難所を5カ所に増設（ポモナ、ロサンゼルスに追加）。
• 救世軍の特徴である「存在の奉仕」を通じてグリーフ・ケアを提供。
• 南カリフォルニア連隊長マイク・ディキンソン大佐補が長期的支援を約束。

1月10日：支援活動の進展

• 6カ所のアメリカ赤十字緊急避難所で約600食の食事を提供。
• 215人にグリーフ・ケアを実施。
• パサデナの家族支援センターに救世軍士官（伝道者）によるグリーフ・ケア・チームを配置。

1月12日：継続的な支援と今後の計画

• 避難警報が再び発令される中、救世軍の43の小隊（教会に相当）が祈りを捧げる。
• 1月12日までに2,500食以上の食事を提供し、476人にグリーフ・ケアを実施。
• イートンキャニオンとパリセイズの火災被害地域への訪問チームを準備。
• 地域支援センター・災害復興センターでの資材の提供を計画。

1月13日：支援活動の最新状況

• 8カ所のアメリカ赤十字緊急避難所で3,200食以上の食事を提供。
• 494人にグリーフ・ケアを実施。
• 避難警報が発令される中、カリフォルニアの新たな山火事に備えて待機。
• イートンキャニオンとパリセイズの火災被害地域への訪問チームが待機中。
• 災害復興センター設置後の資材の提供に向けて準備中。
• 過去5日間で、救世軍のボランティアが567時間の奉仕活動を実施。

救世軍は寄付を受け付けています。また、救世軍の士官や職員の中にも避難を余儀なくされた人々がいますが、彼らも引き続き支援活動に従事しています。

救世軍は1887年から南カリフォルニアで活動しており、今回の災害でも長期的な支援を約束しています。被災者に食事、避難所、基本的なニーズ、そして希望を提供し続けることを表明しています。