〈米国〉森林火災被災地への支援

　アメリカ西部カリフォルニア州では、熱波と長引く干ばつが原因で、9月初めからロサンゼルス近郊などで大規模な森林火災が相次ぎ、一部の地域では非常事態宣言が出される事態となりました。南カリフォルニアの救世軍では、大きな被害を受けたサン・バナディーノ郡で緊急支援をおこないました。アメリカ赤十字との協力のもと、9月18日までに3つの避難所で3,370食の食事や飲み物を提供し、また、子ども支援の団体と協力して2つのシェルターにオムツを届けました。
 

〈ヨーロッパ東部、中部〉暴風雨「ボリス」被災地への対応

　ヨーロッパの東部や中部では、9月半ばに暴風雨「ボリス」が発生し、ルーマニア、チェコ共和国、オーストリア、ポーランドなどの各国に影響を与えました。何千人もが避難し、各国であわせて21人が亡くなったほか、各地で洪水、浸水が発生し、停電や断水が起こるなど、甚大な被害となりました。
　救世軍は各地で、食糧の配布、仮設シェルターでの避難場所の提供、住宅やコミュニティーセンターの清掃と復旧の支援をおこないました。
　チェコの救世軍では、北モラビア地方の6都市で、いくつもの施設や小隊（教会にあたる）、地域本部が浸水し、避難を余儀なくされました。被害を免れた施設は被災者への食料支援などの拠点となりました。首都プラハの救世軍からは、多くのスタッフやボランティアが清掃用具を持って被災地に向かい、支援にあたりました。
　ルーマニアやポーランドでも、食事支援や避難シェルターの提供などをおこないました。各地の救世軍は、自治体や他の団体との協力のもと、支援と復興の手助けとなるよう尽力しています。