2024年の予定
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昨年、日本は未曾有の災害に襲われました。東日本大震災です。
救世軍では、その晩から救援活動を始めました。やがて、当初の炊き出しなどの緊急支援から、復興への支援に移り、女川町の漁協へ作業船30隻を贈ることを決め、昨年11月末に、最初の一隻の贈呈式をおこないました。特別に現場の漁業関係者の要望に沿った、特別仕様の船を造ってもらいました。漁師さんたちは、「これは良い船だ」と喜んでくださいました。その「浜」の仕事に適した仕様になっていたからでした。素人には違いはわかりませんでしたが、現場の漁師さんたちには、自分たちに合ったものとそうでないものとの違いがあるようでした。
2005年度、AC公共広告機構がテレビやポスターなどで宣伝していたフレーズに
「命は大切だ、命を大切に、そんなこと何千何万回言われるより『あなたが大切だ』、誰かがそう言ってくれたら、それだけで生きていける」というのがありました。ある教会の牧師のブログをヒントにして作られたコピーだとのことです。理論としての命の大切さを訴えることと、実際に大切に思われていることとの違いが、見事に表現されています。
わたしたちは、自分のことを大切にしてくれている人が欲しいと思います。そのような人に出会いたいと思います。その時わたしたちは、本当に生きることを喜ぶことができるからです。
「WWJD」というリストバンドが流行したことがありました。「What would Jesus do?」―「イエス様ならどうするか?」という問いかけでした。イエス様が生きておられた時代、規則や戒律を守ることこそが神の国に入る道である、との考えがあった中に、イエス様は、一人の人間を大切にすることの本当の意味をもち込まれました。「WWJD」は、そのイエス・キリストに学ぶ(倣)ことを勧めていました。
聖書を見ると、イエス様が、人を、一人ひとり個々に取り扱っておられるのを見ることができます。また聖書の別の場所では、
「わたし(神様)の目にあなたは価あたい高く、貴とうとく、わたしはあなたを愛し」ている、と書かれています。人がどう思うとも、社会の価値判断がどうであっても、「神様はあなたを大切」と思っておられるのです。
「『あなた』がわたしにとって大切だ」とおっしゃる神様を知るとき、あなたの心が変わり、生きることの意味を感じることができます。
今年こそ、「あなたが大切」と言ってくださる神様に出会ってはいかがでしょうか。きっと、あなたの人生が変わります。
(救世軍士官〔伝道者〕・司令官)
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