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ネパールの救世軍緊急災害支援チームに救援物資の第一便が届き、物資の配布が開始されました。最初の配布はカトマンズ近郊の被害が激しい二つの地域を対象に行われました。
4月30日(木)にインドからのチームが入り、ボトル入り飲料水のケース700箱、総量8,400リットル分と、乾麺130箱(約6,000袋分)を配布しました。ネパールの救世軍の若いボランティアたちはトラックから荷物を降ろして倉庫に運び入れ、休むまもなく働きました。袋詰めの米、レンズ豆、食用油、塩も現地で調達が行われています。
カトマンズの南のラリトプールでは、すべてを失った家族を15世帯確認しました。その場所が救世軍の支援チームの基地の近くであることから、その世帯を物資配布の最初の対象者とし、本日新たに入手した必需品、米、豆粉、食用油、水、塩を配布しました。
カトマンズから数キロ離れたバクタプルに赴いて調査した結果、より被害が甚大であることがわかりました。バクタプールは古代から続く地域社会で、地震の前までは1,000年以上の歴史がある家屋やヒンズー教の寺院が存在していました。現在そのほとんどが瓦礫と化しています。この地域では生存者の捜索と救援の活動が続いていますが、死亡者数が増えつつあり、今なお多くの行方不明者がいます。
この地域の避難場所には1,500人がおり、さらに多くの住人を容れる避難場所が設置されようとしています。人々は危険を冒してでも家に入って身の回り品を持ち出そうとしており、家屋はいつ倒壊してもおかしくないのですが、略奪の横行を恐れているため、危険を冒しても取り出そうとしています。
この地域でほかにどんな支援が可能か、また、支援が必要なほかの地域について、調査を続行中です。
世界の救世軍からネパールの救援に支援と祈りが寄せられています。緊急支援着手金として2万米ドルが米国救世軍のSAWSO(Salvation Army World Services Office)から支給され、40世帯分のテント、毛布、飲料水の購入と輸送が行われました。救世軍香港マカオ地区は1,000世帯分(約5,000人分)の同種の支援に30万米ドル以上の資金を拠出することを了承しました。万国祈祷会(http://sar.my/wwpm)ではネパールに焦点をあてた祈りがささげられ、世界の救世軍がその祈りに加わりました。
救世軍万国本営ニュース配信 2015年5月1日
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