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救世軍の支援チームが、まだ外部からの支援を受けていないネパールの奥地に入りました。ひとつのグループはシンドゥ-パルチョークに向かいました。そこは重機が無いため、倒壊した建物に埋まった遺体を掘り出すためにショベルや斧を使い人力で作業しています。地震で起きた地滑りと洪水のために、村に入るのは非常に困難になっています。
万国本営緊急災害支援部の派遣員マクドナルド・チャンディ大尉は、同様に道路事情が困難なラムチャップに入って、支援チームを指揮し、現地調査を実施しました。
次のように報告しています。「地滑りでぼこぼこになり、石だらけで、壊れている道路を7時間かけて車で進みました。無事現地に着くと、ほとんどの家屋が完全に倒壊し、住民は生活ができない状態でした。半壊の家屋であっても、物を取りに入るのは危険なので、中に入れない、とのことでした。話を聞いた地区長と数家族は、愛する家族を失って、非常な悲しみと喪失感に打ちひしがれていました。避難する場所も無く、テントの代わりの物を買うお金も無い状態でした。現地調査の結果、最も必要なのは、家屋が再建できるまで雨露をしのぐためのテントと防水シートであることがわかりました。」
ラルヌンサンギ・ラルテ少佐の報告によれば、救世軍の災害支援チームは現在カトマンズの三つの避難場所で活動し、また、郊外にある支援チームの拠点の周辺でも活動しています。テントなどの救援物資の到着を待ちながらも、現在、米、レンズ豆、食用油、食塩、飲料水の配布を行っています。
救世軍米国西部軍国のインターネット放送の撮影班が現地に入り、日本のグループから提供された四輪駆動車が活動の大きな助けとなっています。支援チームのメンバーは国連主催の各支援団体代表者会議に継続的に出席して、膨大な支援の必要に確実に応えようとしています。
救世軍万国本営ニュース配信 2015年5月3日
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