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2017年2月に岡山県笠岡市のマラソン大会で、珍しいハプニングがありました。それは、小学3年生から6年生の走者263人のうち、262人が失格となり、最終走者の児童一人が優勝した、というものでした。なぜこのようなことが起きたのでしょうか。それは、3キロコースの誘導表示がわかりにくく、最後の一人以外が、3キロに満たない道を走ってしまったからでした。そして、離れて走っていた最後尾の児童だけが定められたコースを完走し、結果的に優勝となったのでした。
私は、ちょっとイソップ寓話「ウサギとカメ」を思い出しました。
ではなぜ、最後尾の児童だけが正しいコースを走ることができたのでしょうか。この児童には、3キロコースをよく知るスタッフが伴走していたからでした。
わたしたちの人生は、マラソンのようです。それぞれに定められたコースを、ゴールを目指して走り続けます。時としてその道は、平らな道もあれば山もあり、谷を通ることもあります。また、照り輝く太陽や月の光のもとで走ることもあれば、冷たく暗闇に閉ざされた中で進んで行かなければならないこともあります。花咲く道、茨の道、陥没した道もあります。それ以上に、神によって備えられた祝福の道から何とかしてわたしたちを悪へと誘い、滅びへと追いやろうとするサタンの道さえ、わたしたちの前に敷かれています。
自分に与えられた人生の道をわたしたちはどのように歩めばよいのでしょうか。
■第一に、わたしたちは自分の人生の歩むべき道を選び取る必要があります。
神はわたしたちに語りかけておられます。
「見よ、わたしは今日、命と幸い、死と災いをあなたの前に置く。わたしが今日命じるとおり、あなたの神、主を愛し、その道に従って歩み、その戒めと掟と法を守るならば、あなたは命を得、かつ増える。あなたの神、主は、あなたが入って行って得る土地で、あなたを祝福される。」(申命記30章15、16節)
あなたを創造された神は、あなたが「命と幸いの道」を選ぶことをお望みになり、祝福された道を約束してくださっています。それは、あなたの創造主であり、この世に生をお与えになった父なる神を崇め、愛し、そのお心に適う道に歩むということです。
■第二に、神と共に生きることです。
主イエス・キリストは、別名「インマヌエル」とも呼ばれています。これは、「神はわたしたちと共におられる」という意味です。わたしたちの神は、わたしたちの人生の中に介入され、いつでも、どこにいるとしても一緒に歩んでくださる神です。
主イエス・キリストは弟子たちに言われました。
「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(マタイによる福音書28章20節)
神であり、救い主であられる主イエス・キリストが、わたしたちと共にいてくださる、人生の伴走者となると言われているのです。
■第三に、安全のため、人生の途上にある道路標識に目をとめ守ることです。
聖書は、語っています。
「どのようにして、若者は 歩む道を清めるべきでしょうか。あなたの御言葉どおりに道を保つことです。」(詩編119編9節)
正しい道、命と幸いに至る道、祝福された道、安全な道を歩むためには、導きと教えを必要とします。
この年、あなたの人生に、いつでも、いつまでも共に歩んでくださる神が、あなたの伴走者となってくださいますように。そして、人生の指南書である聖書を手にされ、命と幸いに至る道を歩まれますように、と心から願っております。
(救世軍士官〔伝道者〕)
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