2024年の予定
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世界中で人身取引の犠牲となっている人が、およそ2,100万人いると推計されています。救世軍では世界各地で人身取引の予防、啓蒙、救出、生活支援の活動をおこなっています。
2019年6月7日(金)、米国サンディエゴで、その地域における人身取引被害者への支援活動を紹介するイベントが開催されました。
席上、ケニアで人身取引の被害に遭い、結果、サウジアラビアと米国で働かされていた女性が証ししました。仲介業者に騙され、雇用契約の内容も知らないままであったこと、目に見える鎖ではなく、精神的な鎖でしばられ、生活のすべてが管理され、休む間もなく働かされていたこと、自力で逃げ、救世軍に救出されたこと、救世軍の支援を受け、看護師の資格を取って働いていることなど、快活に語りました。
イベントでは、人身取引被害者を保護する関連施設だけでなく、小隊(教会にあたる)でも人身取引につい学ぶ必要性が強調されました。また、手作りお菓子をもった救世軍のメンバーが、性的労働に従事している女性を定期的に訪問して会話をする中で、救出に結び付けている活動も紹介されました。
最後に、日本での人身取引被害者支援活動の歴史的記録として、映画『地の塩 山室軍平』が上映され、東條政利監督がインターネットを通して映画の紹介をしました。
※日本の救世軍でも、10月27日(日)に、八幡小隊(午後1 時半~)で同映画が上映されます。(詳細は八幡小隊・TEL 093-652-1584 へお問い合せください)
1年間日本の救世軍の女性の働きで集められた「1円献金」の支援先、「ファミリー ケア センター」では、今年1~ 6月の間に10人の女性(街頭生活から5人、暴力被害から4人、人身取引被害者1人)とその子どもたちを支援しました。子どもたちは、適切な教育支援にもつなげられています。
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