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そのめに、2020年4月19日(日)が、世界の救世軍人が一致して祈る日、として定められました。大将からの祈りの呼びかけを、皆さんは様々な形で受け取り、応答することができます。ひとりきりの時間を作って、今の状況について考えたり、あるいは、家族で一緒に話し合ったり、また、ビデオ通話でだれかと祈りの時を持ったり、というようなことがあげられます。
どこから始めればよいか、わからない、と感じている方々のために、この「祈りの手引き」を通して、いくつか、お祈りの仕方を提案させていただきます。大将は、「5つの祈りの課題」をYouTubeメッセージで示されました。
・家族を失った人々のために
・外に出られず孤独で恐れている人々のために
・外出を制限される中ほとんど何も持っていない人々のために
・先が見えず不安を感じている家族のために
・社会生活の維持のために働いている多くの人たちのために
ここでは、上記の祈りの課題に沿う形で、お祈りの仕方を提案させていただきます。もしできれば、静かに過ごせる部屋に入り、音楽を流し、祈りの空間を用意しましょう。また、社会生活を維持するために仕事に出なければならない人の場合には、通勤のあいだに祈ることもできるでしょう。
英語「祈りの手引き」(Original Prayer Resources)
神よ、私を救ってください。
大水が喉元に達しました。
私は深い沼にはまり込み
足がかりもありません。
大水の深い底にまで沈み
奔流がわたしを押し流します。
叫び続けて疲れ、喉は涸れ
わたしの神を待ち望むあまり
目は衰えてしまいました。
この詩編を読んで、あなたの心にどんな言葉や感情が起こりましたか? それらを、書き出してみましょう。そして、自分の心が今、何に向けられているかを考えてみましょう。書き出された言葉によって、弱気になるのではなく、むしろ、それらの言葉が示している感情について、知りましょう。生活を失うということを考えると、それによって起こされる家族や友人の痛み、様々な良い機会のキャンセル、隔離による孤独などが、心に浮かんできます。
手の中に、丸めた紙や、小石を握りしめてみましょう。そうすることによって、自分が今しがみついているいろいろな感情を、外に表すことができるでしょう。
「嘆き」の感情を外に表す時を持ったあと、新約聖書・フィリピの信徒への手紙4章6~7節を開いてみてください。あなたが持っている思いや感情、そして経験していることを神様に打ち明け、また、神の平安が与えられるように祈りましょう。そして、そうする準備ができたと感じたら、あなたが手に握っている物(先ほどの丸めた紙、あるいは、小石)を手放して、それらを神様に委ねてください。あなたの感情を象徴している紙きれや小石は、決して消えたりはしませんが、それが表している感情を、神様が受け取ってくださり、助けてくださいます。
預言者イザヤの巻物が渡され、お開きになると次のように書いてある箇所が目に留まった。
「主の霊がわたしの上におられる。貧しい人に福音を告げ知らせるために、主がわたしに油を注がれたからである。主がわたしを遣わされたのは、捕らわれている人の解放を、目の見えない人に視力の回復を告げ、圧迫されている人を自由にし…」
今の状況の中で、困難を抱えている人々やグループを思い浮かべて、付箋(ポストイット)に書いてみてください。付箋がなければ、一枚の紙に書き出してみてください。例えば、空腹を覚えている人、収入が減ってしまった人、病気を患っている人、寂しさを覚えている人、などがあげられるでしょう。
リストを書き終えたら、部屋の壁など、目に入るところに貼っておいてください。そして、それが目に入るたびに、書かれている人たちのことを覚えて、何度でも祈りましょう。
救世軍万国本営のウェブサイト「新型コロナウイルス感染症に関する最新情報」(英語)のページに掲載されている地図を見て、救世軍がどのような方法で、新型コロナウイルス感染症に対して行動しているかを見てみましょう。
人々の必要を見出し、地域社会に影響をもたらすために、神様が救世軍を用いてくださっていることを覚えて、感謝しましょう。救世軍の士官、ボランティアの人々が強められるように、また、健康と知恵が与えられるように、祈りましょう。
地図(または地球儀)をもう一度見てみましょう。もっと広い社会の中で、人々の必要を満たす仕事をしている人たちのことを考えてみてください。医療従事者、介護者、生産・物流・販売業者、宅配業者、科学者、政策担当者、など、社会生活の維持のために働いている多くの人々のことを思い浮かべることができるでしょう。
神の守りがその人たちの上にあるように祈ってください。そして、彼らへの感謝の思いを言い表しましょう。また、彼らが強められて、引き続き仕事を果たしていくことができるように、祈りましょう。
もし、あなたの知り合いの中に、社会生活の維持のために働いている人がいたら、その人への感謝の思いを表すために、カードを書いて送ることができると思います。その人の仕事を覚えて、あなたが祈っていることを、伝えることができるでしょう。
今回の苦しみに直面している皆さんは、ウイルスの声を聴いてみたいとは思いませんか?
なんと、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)は、新型コロナウイルス(2019-nCoVまたはSARS-CoV-2)が持つタンパク質の構造を楽譜に置き換えることによって、音楽を作り出しました。新型コロナウイルスの分子構造を、コンピューターのアルゴリズムを使って、音に変換したのです。聞いてみてください。
ウイルスの音を聞きながら、今、人類が直面している大きな試練、政治的・経済的・文化的・科学的な危機について、思いをはせましょう。
そして、旧約聖書・ヨブ記26章を読みましょう。読みながら、神様の力を認識しましょう。新型コロナウイルス感染症が勢いを失い、終息するように、全能の神の御手に向かって、叫び、祈り求めましょう。また、感染者数が低下するように、ワクチンが開発されるように、経済的な搾取が行われないように、人々が癒されるように、祈りましょう。クリスチャンたちが強められるように祈りましょう。
あなたの近隣に住む人々のため、また、世界中で閉鎖され、隔離され、葛藤している人々のために、祈りましょう。
今の状況の中で、困難を覚えているあなたの友人知人や家族を思い浮かべてみてください。そして、携帯や電話を使って、彼らに励ましの言葉を送る時間を取りましょう。
感謝できることを考えてみてください! 私たちは、時間を取って、何か感謝できることを探したなら、きっとすぐ身の回りに、多くの感謝すべき理由を見つけることができるはずです。家族や友人、インターネットやコンピューターなどがあげられるでしょう。大き目の紙を一枚用意して、毎日の終わりに、その日に感謝したことを書き出してみてください。日がたつにつれ、あなたが受け取った、たくさんの祝福をそこに見ることができるはずです。あるいは、色鉛筆やクレヨンを使って、カラフルで創造力たっぷりなものを書いてもいいでしょう。
植物の成長を考えてみましょう。植物は小さい種から成長して、しっかりとした茎となり、葉となります。やがて、花を咲かせ、命を保ち、実を結びます。今の状況がすぐに良くなるようには見えないかもしれませんが、私たちは新しい生活への希望に向かって、着実に前へ進むことができるのです。
そのことをあなた自身が忘れてしまわないようにするために、もしできたら、何かの種を植えてみてください。
毎日、あなたが種をまいた鉢の土を見て、芽が出てくる日が遠くはないことを、覚えてください。
クリスチャンとしての交わりを保ち続けましょう。救世軍米国南部軍国が運営しているオンラインの祈りの部屋(英語)をぜひ訪れてみてください。また、みなさんのコメントを救世軍公式Facebook(日本語)にぜひ書き込んでください。あなたが祈っているあいだに、神様から語りかけられたこと、示されたことがあったら、ぜひコメントして、分かち合ってください。
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