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(救世軍万国本営サイト 2007年12月17日付)
韓国、テアン(泰安)半島近海における原油の大量流出事故が報じられたが、救世軍は原油除去作業を支援する最初の非政府組織(NGO)となった。連隊規模の支援チームは作業初日、マリポ(万里浦)海岸に移動給食車を出して、軍人、警察官、消防員、地元ボランティアに食事と温かい飲み物を提供した。
クレーンを運んでいた浮きドックが146,000トンの香港籍タンカーと衝突、泰安の沖に当たる黄海上で10,500トンもの原油が流出した。原油は漁業、養殖業と周辺の海岸に大きな損害を与えた。
除去作業2日目、この時点で従事していた2,000人の作業員に食事を提供するため、救世軍緊急サービスの車両が出動した。インスタント・ラーメン、魚肉入りスープ、缶コーヒーなど、食料と飲料が多くの作業員に提供され、たいへん喜ばれた。
救世軍韓国軍国の司令官、チュン・クワン・ピョー中将をはじめ、救世軍の幹部士官も被災地を訪問し、給食活動をしている様々なグループや原油除去のため肉体労働をしている人々に励ましの声をかけた。また、地元で魚や牡蠣、鮑の養殖をしている漁業従事者など、原油流出の被害を受けた人々と共に祈る時を持った。
その翌日、ソヘ(西海)連隊の連隊長および士官たちが加わり、この地域の各所を汚染した原油を除去する肉体労働に力を貸した。
救世軍国際緊急サービスの担当士官、セドリック・ヒルズ少佐は「支援活動の障害となる悪天候にもかかわらず、救世軍支援チームが迅速に取り組んだことと、危機的な局面と困難な状況の中で努力を続けたことは賞賛に値する。」と語った。
今回の被災現場では、計4,000人の人々が救世軍の支援を受けた。原油がすべて除去されるまでの道のりは長い。救世軍は今後も、この災難に巻き込まれ被害を受けた人と共に働き、また支援する予定である。
この支援活動に対する寄付は「南太平洋および東アジア災害資金」にてオンラインで受け付けている。
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