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(救世軍万国本営サイト 2008年5月6日付)
(日本の救世軍ではミャンマーのサイクロン災害被災者支援のため、100万円を現地の救世軍に送金いたしました。また、社会鍋募金も行いました。)
ミャンマー(旧ビルマ)の救世軍はサイクロン「ナルギス」による大きな被害に対応している。20,000人以上がこのサイクロンによって死亡したと見られている。ミャンマーとの通信も著しく影響を受けているが、現地の救世軍人はヤンゴン地域の被災者を助けているとの知らせを受けた。
雨季には水害による犠牲者が時々出るにしても、ミャンマーという国がサイクロンで被害を受けるようなことはまず無かった。そのような事情のため、社会基盤はこのような災害に対応できるようには整備されていない。速報によると、サイクロンによる死亡者数は増加しており、現在数万人が住居の無い状態であるとのこと。また、きれいな水を得る手段が無いという。
ヤンゴンにある救世軍のメンバーたちは、大きな困難と建物の被害 —ミャンマー地区本部の建物は屋根が引き剥がされた— という事態に晒されているにもかかわらず、切迫して助けを求める人々のために、自分たちのために蓄えている食物の中からそれを調理して提供している。多くの場所がそこに行くことができない状態であるが、現地の救世軍人たちはできるだけ多くの人を助けようと努力している。場所によっては通信が完全に利用不可能な状態である。
シンガポール・ミャンマー・マレーシアの救世軍を担当する指揮官、デイヴィッド・ブリンガンズ中将はこのように言っている。「ヤンゴンにある二つの児童ホームはどちらも掘り抜きの井戸を持っていて、水を汲み上げるために発電機をほとんど連続稼動させています。このようにして、現在、きれいな水を受け取るために一般市民が敷地内に立ち入ることができます。」
すでに多くの国々から経済的援助の類として幅広い支援が約束されている。交通状況や通信状態が改善されれば、助けを提供する人々に支援が直接届けられるであろう。
この地区の救世軍調査チームが被災地域へ向かっており、早急に満たされるべき最優先の必要について計画を策定することになろう。この惨事が多くの苦しみを生んでいること、また、ミャンマーとその国民がこの予期せぬ大災害の影響から再び立ち上がるために長い時間がかかることは疑いない。
救世軍万国本営国際緊急サービスの担当士官、マイク・キャッフル少佐はこのように言う。「ミャンマーの救世軍人たちが彼らの国を襲った災害によく対応していることが、早い段階の動きからもかいま見えます。しかし、これもまた見えていることですが、まとまった金額の経済的支援について求めが高まることになるでしょう。すでにもたらされ、まだしばらくは続きそうな実害と困窮に対する適切な対応が可能となるために。」
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