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2021.06.07(月)

救世軍国際的見解表明(IPS)

社会正義、公正、倫理について救世軍の立場を紹介します。

背景

道徳と社会問題に関する国際評議会 (IMASIC) はニューヨークに事務所を置く救世軍の機関です。現代の道徳・倫理・社会的問題に関する救世軍の公式の立場について表明するよう、救世軍の国際的なリーダーである大将に対して助言しています。

ジム・リード博士が議長を務める IMASIC の評議員には、世界中の救世軍の士官(伝道者)と兵士(信徒)の中から神学や科学の専門的知見を持つ者が大将によって任命されます。評議会は必要に応じて外部から専門家を要請することができます。

国際的見解表明とは?

国際的見解表明 (IPS-International Positional Statement) は、慎重かつ祈りに満ちた検討を経て作成され、大将の承認を経て公表された、救世軍の公式の立場を表明する文書です。各文書は、立場を述べると共に、その根底にある聖書的・神学的根拠についても表明しています。

国際的見解表明はどのように適用されますか?

救世軍を代表する士官は、国際的見解表明に沿った発言をしなければなりません。しかし、各国の救世軍は、いくつかの主題については異なる見解を持っている可能性があり、国際的見解表明を受け入れることは救世軍のメンバーシップに不可欠ではないことが了解されています。

国際的見解表明は現時点における救世軍の見解を表しており、今後、定期的に見直しがなされるものです。

国際的見解表明は誰のためのものですか?

救世軍は、多くの人々が同じ視点を共有していないことを認識しています。救世軍は支援を提供する際に、国際的見解表明に同意しない人々を差別することはありません。

国際的見解表明は、救世軍のメンバーに情報とガイダンスを提供することを目的としています。国際的見解表明は、救世軍の公式見解に関心のある人なら誰でも利用できる公開文書です。

国際的見解表明の正文について

国際的見解表明は英語を正文とし、もし正文と翻訳の間に相違点がある場合には、正文が示す内容が採用されます。

国際的見解表明の正文

国際的見解表明の日本語訳

現在、国際的見解表明の日本語訳を進めています。翻訳が完了したものから順次、本ホームページで公開いたします。

現代奴隷制及び人身取引(PDF)   アルコールと社会(PDF)   人工妊娠中絶(PDF)

性差別(PDF)   環境への配慮(PDF)   祖先崇拝(PDF)

未訳:腐敗、死刑、障がい、安楽死と自殺幇助、賭博、平和、ポルノ、人種差別、難民と亡命者、安息日、自殺防止、救世軍と国家、権力の行使

救世軍 The Salvation Army は世界134か国で伝道・医療・教育・福祉・地域開発・災害支援・人身取引被害者支援を進めている国際的キリスト教会・国連NGOです。日本では1895(明治28)年から活動しています。

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