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(救世軍万国本営サイト 2008年5月28日付)
サイクロン「ナルギス」がミャンマー(旧ビルマ)南部を根こそぎ剥ぎ取るように通過してから3週間になるが、救世軍は生存者に対して最も必要な物資の配布を継続しており、各員のビザが入手可能になり次第、さらに大きな支援を実施すべく計画をしている。
通信が非常に困難であり、現在の状況と救世軍の支援活動についての情報がなかなか来ない。以前は、救世軍が被災者を助けているという報告がサイクロン以後ほとんど毎日もたらされていたが、そのことは(救世軍万国本営)国際緊急サービス課のマイク・キャッフル少佐によって現在確認されている。同少佐は被災現場各所を訪れることができ、被害状況の調査を行っている。
救世軍の士官(牧師)たちはヤンゴン(ラングーン)の南の地域を訪ね、被災した人々にどんな支援ができるか確かめようとしている。到着するのに数時間を費やすような、到達困難なこともしばしばであるが。支援活動が始まって以来、ほぼ6,000kgの米と3,000kg 以上の麺類、その他の食品が配布されてきた。サイクロンの直後に、ヤンゴンにある救世軍の児童ホームの井戸から飲み水を得るために、その敷地の外に列を成した人々もあったが、この数字には含まれていない。
現地の救世軍人による5つのチームが —キャッフル少佐が到着して間もなく国際緊急サービスの研修を受けて張り切っているが— 食料と衣類を携えての訪問を続けている。人々が助けを必要としている、さらなる分野を彼らは見出している。緊急支援の経験を持っている人々からなる救世軍の国際的なチームがミャンマーへ向かうための —ビザが整い次第であるが— プランが始動している。それによって、すでに進められている被災者ケアの働きが補強され拡充されることができる。
救世軍ミャンマー地区の担当士官、ジェイムズ・アーロン少佐は言う「死別や損害に遭い、ただ歩き回り、どこに助けを求めるべきかもわからない、家も財産も無い、そのような、とても大勢の人々をずっと悲しい思いで見てきました。それでも、わたしたちのチームが少しばかりの支援を携えて訪問する際に、彼らのうち何人かは微笑んでいるのです。それを見るのはすてきなことです。」アーロン少佐は自らチームの一つを率いており、多くの日を費やして被災者支援に直接関わっている。
キャッフル少佐は現地のチームと一緒に働いており、ミャンマーの滞在拠点からメッセージを送ってきた。「何も無くなって取り残されている多くの人々を助けるために、自身を自己犠牲的に捧げているミャンマーの救世軍の仲間たちを、世界の救世軍は誇りに思うべきです。彼らがもっとやろうとすることをわたしたちが助けることが必要であり、経験豊かなチームの派遣が叶うようにと希望します。ニーズは大きいものですが、人々の回復力とミャンマーの救世軍人の熱情も大きなものがあります。」
ミャンマーでの救世軍の働きを支援する寄付金はオンラインでも受け付けています。
救世軍国際緊急サービス 報
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