〈英国〉感染症対策に尽力した関係者への叙勲

エリザベス女王は新年の叙勲者名簿を昨年の大晦日に発表し、新型コロナウイルスのパンデミックに際して感染症対策に尽力した関係者を表彰しました。コロナ禍にあってイギリスの650カ所の小隊（教会にあたる）を通じて食糧支援をおこなった救世軍に対しては、コミュニケーション部長のディーン・パラント大佐補が救世軍を代表して大英帝国勲章第五位（MBE）を授与されました。
また、救世軍兵士（信徒にあたる）のラッセル・ルック博士は彼が設立したNPO（非営利組織）「グッド・フェイス・パートナーシップ」を通じたコロナ禍における社会的支援が表彰され、大英帝国勲章第四位（OBE）を授与されました。同じく救世軍兵士のフィル・ウォール夫妻は彼らが設立したNPO「ウィー・シー・ホープ」を通じてアフリカの60万人以上の子どもたちを支援した業績が表彰され、大英帝国勲章第五位（MBE）を授与されました。

〈米国〉

●プロフットボール選手からの寄付
NFL（ナショナル・フットボール・リーグ）の「デンバー・ブロンコス」に所属するマクテルビン・アジーム選手は、救世軍の活動をサポートするために試合で履いたシューズをオークションに出品しました。救世軍のロゴをあしらったシューズはアジーム氏のサイン入りです。アジーム氏は幼少時代をテキサス州テクサカナの貧しい家庭で育ち、「救世軍のシェルターでクリスマスを過ごしてプレゼントをもらった思い出が忘れられない。その恩返しをしたい」と語りました。
オークションの収益は救世軍テクサカナ小隊のエンジェルツリー・プロジェクト（子どもたちにクリスマスプレゼントを贈る活動）に役立てられました。

●「ローズ・パレード」に参加
カリフォルニア州パサデナでは元日にアメリカンフットボールの大学対抗試合「ローズ・ボウル」が開催されます。それに合わせておこなわれる「ローズ・パレード」には1920年以来、救世軍のブラスバンドが毎年参加しています。昨年はコロナ禍で中止となりましたが、第98回となる今年のパレードには、全米各地の救世軍バンドから選抜された楽隊員とタンバリン隊員たちが演奏しながら行進しました。