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(救世軍万国本営サイト9月9日付)
台風8号(モーラコット)が台湾に大きな被害をもたらしてから4週間が経過したが、救世軍はこの間、清掃ボランティア要員を提供、また、住居を失った人や所有物をほとんど失った世帯を支援した。できるだけ速やかに、できるだけ元通りに生活が取り戻されることを願って。
救世軍は人々の立場に立ったやり方というもので世界中どこでも通っているが、台湾においても被災地域の助けとなるため、そして連係の取れた長期的取り組みの促進のために、救世軍士官たちは被災者、集落の長、学校長、政府当局、他の非政府組織(NGO)、政治家などと非常に長い時間を費やして協議を重ねた。
ほとんど海外からの寄付による費用総額280万新台湾ドル(85,000USドル)以上の資金が教育分野に用いられるが、これは初期の資金投入の一部である。ある地域の顕著な例であるが、学童1600人以上が再開された学校に戻る際に不自由の無いように、救世軍チームは衣類、靴、本、かばんなどの用品を提供した。
このような介入の計画は他の地域でも繰り返される予定であり、暴風雨や二次災害の中で損害を被った学校用の機材も新しいものに取り替えるか修繕される。
台湾救世軍の指揮官マイケル・コールマン少佐の語るところでは、救世軍は子どもたちの物的必要だけに心を留めているのではなく、彼らの生活の正常化についても心配しているという。「まだめちゃくちゃな状態の家で生活している子どももいます。しかし最低でも学校生活については、ある程度の安定がもたらされるでしょう。」
救世軍は消毒用品一式を1,800世帯に配布し、寝袋も被災者と支援ワーカーに提供した。また、清掃作業のためにチームを派遣し、1,000時間の手伝いを行った。
道路や橋も多く破壊され、交通に極度の不便をきたしている。山岳地帯からは数千人の人々がヘリコプターで救出され、市街地や集落地域に避難所を与えられた。そのような状況にある人々の傷みと損失についても、それらを和らげるために救世軍は可能な限りの支援を行おうとしている。
高雄県庁および茂英と斗南の学校長たちと現在協議中であるが、それには以下のニーズに関する内容が含まれている。
学校の中には、現在のところ補修の手が回らない山道を使わなければ到達不可能なところもある。
新たなニーズが続々と判明し、救世軍の国際的対応の担当者および現地の救世軍人は懸命な努力をしている。最も支援が必要なところへ支援が確実に届くように、そして最も弱い立場の人に配慮と支援がもたらされるように。
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