3月15日(木)
大船渡市の仮設住宅から給食の依頼がありました。3月15日の昼食提供のため、14日の夜10時に東京を出発します。走行距離500キロ。往復1000キロの道のりです。
今回も管理栄養士が同行し、おいしい食事が提供されることでしょう。この給食のために、浅草合羽橋の商店、また食材提供の業者さんなど、大勢の方々にご協力いただいています。また、救世軍の救援活動と復興支援のために、今も大勢の方々からご寄付をいただいています。この面を通じて、心からお礼申し上げます。
今回は、2011年5月に行った被災地での給食の様子を、出発から東京に戻るまで、順を追って紹介いたします。震災から仮設住宅ができるまでの5か月間、救世軍が行った炊き出しによる救援活動の一例を紹介します。
2011年5月10日(火)
- 参加メンバー 12人
- 13:00 東京都杉並区を出発
キャンティーンカー、物資トラック1台、ワゴン車2台で向かう
- 20:00 キャンプ場(宮城県利府町)着。そして宿泊
5月11日(水)
- 5:00 キャンプ場 出発
- 6:00 石巻着
地元で(お米40㎏を預かる)
メニュー(ご飯、豚汁、牛肉煮、ポテトサラダ、お新子)
- 10:00 食事の提供開始
避難所の方から「救世軍の出してくれる食事は安心で美味しい。評判が良いので今回も予想以上の人が集まったようだ」と435食分を提供。
どんな食事をしたいですかの質問に「鳥唐揚げ」との声あり。次回考慮する。
- 11:00 食事提供終了 片付け
- 11:50 石巻出発
- 20:50 杉並着
写真クリックで拡大と説明
写真の説明
- 祈りをもって杉並を出発
- 救援活動で使用する車両。キャンティーンカー、ハイエース、物資輸送車(2トン)
- 早朝被災地に向かう。午前4時の出発や夜10時の出発も。
- レスキューキッチンシステムを車から降ろす。
- この日は地元で提供されたお米を使った。無洗米を使用すればすぐに炊ける。
- 車載の2台のキッチンシステムは20分で400人分のご飯が炊ける優れもの。
- 整然とならべられた器にサラダを盛る。
- 出来上がったトン汁は、一度、大なべに移す。
- お米は蒸して炊き上げるため、米が立ち、実にうまい。
- 案内を受けて集まった皆さんは、10時には昼食の弁当を受け取っていかれる。
- 温かいトン汁は冷めないように、一つ一つ蓋も付けて。「はい おまたせしました!」
- 牛すき焼き煮の出来上がり。集まった人数に合うようにその場で均等に盛り付ける。
- 並べられた弁当も1時間ほどの間になくなっていく。
- この日に提供した食事は435食。宮城県は米どころ、やはり地元のお米はおいしい。この日の給食に涙をながす方もあったとのこと。