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2018年3月23日 ギャラクシティ西新井文化ホールにて
ニューヨーク・スタッフ・バンド(NYSB)は、アメリカ最高峰のブラスバンドであり、救世軍の中でもトップクラスのバンドだということは、共演する前からわかっていた事実だ。
しかし、共演してわかったのは、彼らは演奏のレベルが高いだけでなく、終始、優しさと温かさに満ち溢れ、聴衆にも共演者にも笑顔と希望をもたらしてくれる、ということだ。
救世軍のバンドではない英国をはじめとする数々のトップバンドとこれまでも幾度と交流を持った私の経験には、ハイレベルの演奏で聴衆を魅了し、演奏以外でも楽しい部分も多々ある中にも、一旦、不満や思い通りにならないことがあると途端にキッパリと「NO」を示し、やりたくないことには「あー面倒くさい」といった態度が見えたことがしばしば。
しかし、NYSBには、それが一切無かった。
「そんなことは当然。使命ですから」と言われればそれまでだが、これは、そんなに簡単にできることではない。
今回共演させていただき、私も子どもたち共々NYSBの音楽に酔いしれ、保護者たちは、子どもたちがNYSBと共に演奏している姿に涙していた。
その時の想いを深く胸に刻み、子どもたちの中に生き続けるであろうNYSBの音楽は、いまもって音となって子どもたちから発せられるということに対し、指導者として、いくら感謝の言葉を述べても感謝しきれないほどである。
最後に、終演の挨拶で私が舞台に登壇した際、指揮者のデリック・ランス楽長と共にお辞儀をしたタイミングで涙が溢れそうになったことは内緒の話である。
文責 : 関谷 真(日本ブラスバンド指導者協会/副理事長、足立区立花畑西小学校講師)
関谷氏(中央男性)
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