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西日本豪雨の被災地支援のために、各地でキリスト教会の支援ネットワークが組織されました。
2014年8月に広島市北部で起きた大規模土砂災害の被災地を支援するため、救世軍を含む地域のキリスト教会(広島宣教協力会)によって、「キリスト教会・広島災害対策室」が組織されました。今回、西日本豪雨による被害の大きかった呉地区の支援のためこの組織を母体にした、「キリスト教会・広島災害対策室・呉ボランティアセンター」が7月17日に設立されました。
豪雨被害の小さかったインマヌエル呉キリスト教会が拠点となり、8月10日まで5つの教会と1団体の会堂や施設を借りた「宿泊プロジェクト」を実施。全期間、日本国際飢餓対策機構(新名称 Hunger Zero)とサマリタンズパース・カナダのスタッフが派遣されました。
支援活動として、断水時の給水支援に始まり、各地から寄せられた高圧洗浄機やスコップ、土嚢袋を用いての家屋・道路の泥かき、土嚢袋・がれきの撤去、家屋の清掃や庭の掃除に従事しました。全国各地の教会や団体から延べ1,000人以上のボランティアが活動に参加しました。
8月10日以後、9月末まで週2回の「泥かき清掃」と「重機プロジェクト」(「キリスト教会・広島災害対策室」が地元の工務店と災害時の重機利用と人員提供の有料契約を結んでいたことで実現)は、継続されました。
特に呉市で最も被害が大きかった天応地区は救世軍の社会福祉施設に隣接した地域のため、地元の福祉関係者との連携が地域のニーズに応える基盤となることができました。支援の様子がFacebook(https://www.facebook.com/hsksaigai/)で紹介されています。
岡山でも「岡山キリスト災害支援室」が設立され、真備町、小田郡矢掛町、高梁市などで支援活動をしました。救世軍もその支援活動に参加し、泥の撤去をおこないました。
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