2024年の予定
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6月9日から2週間、イラバパリ村で行われた養成訓練コースは、予定通り終了。このコースは昨年暮れから3回にわたって行われたもので、今回が最終回で、9つの村から14人の女性が参加し、今回も意欲的にトレーニングに取り組んだ。20日、修了式が行われ、これには、ガルフ州衛生部長や地元の救世軍関係者も出席した。ポートモレスビーの本営からも社会部・プロジェクト担当者が訓練の修了書を持って修了式に参加する予定だったが、18日、19日とケレマ行きの飛行機が時間通り飛ばなかったため、来ることができず、当日、他社の飛行機に修了証書を乗せてもらい、かろうじて修了証書だけは間に合った、というハプニングもあった。
また式には、国営放送ガルフ放送局からも、DJが出席、修了式の模様を録音、翌日、ラジオで放送され、周辺地区の住民にも良い広報がなされた。
修了式に先立って、村長のファミリーの踊りの歓迎があり、救世軍ヘルス・ポストの前の広場では歌と花の歓迎があった。広場に仮設の集会場ができており、 14人の受講ボランティアたちはおそろいの青いVHV(=Village Health Volunteer)のユニフォームを身にまとって参加した。席上、各方面の代表のスピーチがなされ、ボランティアたちに修了書と、バケツや桶、懐中電灯やランプなどVHVキットの一式が渡された。修了書授与の後、ボランティアたちが寸劇をした。内容は、HIV(エイズ)とSTI(性感染症)に関する啓発のドラマだった。前日の夜にラジオで呼びかけがあったため、各村の代表はじめ、たくさんの人々が集まった。
なおこのプロジェクトでは、助産師ボランティアの養成訓練とともに、2ヵ所の出産所の建設も行われており、オパオ地区10の村の人々には大きな喜びをもって迎えられている。
救世軍本営軍属 那倉基夫および樋口潔 報
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