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2025.04.21(月)

フランシスコ教皇の逝去に際して

Photo by Ashwin Vaswani on Unsplash

救世軍は、2025年4月21日(月)に88歳で逝去されたフランシスコ教皇を覚えて哀悼の意を表し、ローマ・カトリック教会および全世界のカトリック信徒の皆様に神の慰めをお祈りいたします。

イエズス会出身として初めて、またラテンアメリカ出身として初めて教皇の座に就いたフランシスコ教皇は、神と教会、そして世界への模範的かつ誠実な奉仕によって、永く記憶されることでしょう。

「謙虚な出自から始まり、神の慈しみに重きを置き、環境保全への献身、貧しく弱い立場の人々への深い配慮は、偉大で永続する遺産を築かれました」と救世軍万国総督リンドン・バッキンガム大将は述べています。

また、救世軍はフランシスコ教皇が宗教間対話に揺るぎない姿勢で取り組まれ、その教皇職のもとでエキュメニカルな対話を促進されたことに感謝しています。

救世軍は、キリスト教一致推進省との協働、優先課題に関する継続的な対話、そして貧しい人々への支援という世界的なパートナーシップを通じて、フランシスコ教皇との関係を築いてきました。私たちは教皇の長年にわたるご支援に深く感謝しています。

2019年にバチカンで行われた会談において、フランシスコ教皇は自身が4歳のとき、祖母とともに救世軍のメンバーと出会ったことがキリスト教奉仕の最初の学びであったと語られました。救世軍との出会いを振り返り、「最も小さき兄弟姉妹への謙虚な奉仕の姿は、どんな言葉よりも雄弁でした」と述べられました。

特に、教皇は救世軍がホームレスや社会的弱者の支援、人身売買撲滅のために尽力していることに感謝の意を表されました。フランシスコ教皇は「利己主義と分断が蔓延する世界において、真の自己犠牲的な愛の高貴な香りは、今まさに必要とされる解毒剤となり得ます」と指摘されました。救世軍は教皇の励ましと祝福に深く感謝しています。

救世軍はフランシスコ教皇の遺徳を称え、神の国への奉仕に敬意を表し、全世界とともにその生涯を讃えます。

救世軍国際ニュース配信2025年4月21日付

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