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国際ニュース
2024.08.01(木)

世界をみつめて – 最新ニュース2024年8月

〈日本〉
●能登半島地震被災地への支援活動―輪島塗作品の取り出し作業

 能登半島地震で震度7を記録した輪島市では、伝統産業である輪島塗の工房も大きな被害を受けました。救世軍は「能登ヘルプ」(能登地震キリスト災害支援会)との連携の中で、現地のキリスト教会牧師から依頼を受け、倒壊した輪島塗工房の蔵から漆器や重箱といった貴重な作品を取り出す作業を支援しています。2018年の西日本豪雨災害以来、度々救世軍と協働してくださっている広島県の建築業者の重機チームが輪島市に入り、作業にあたっています。
 これによって、作品のみならず、筆や器具、漆など、長年使われてきた貴重な道具が取り出され、職人の方々の手に戻っています。江戸時代から続く輪島塗の文化を守り、地域の産業復興に資するよう、今後もできる限りこの支援を継続していく予定です。

〈インドネシア〉
●創立130周年記念集会

 インドネシアの救世軍は創立130周年を迎え、5月27日から一週間、世界の救世軍のリーダーであるバッキンガム大将夫妻を迎えて記念行事や礼拝の時をもちました。5月29日には、2018年のスラウェシ島地震で大きな被害を受け、この度再建されたジョノオゲ第一小隊(教会にあたる)の落成式がおこなわれました。30日には130周年を記念する礼拝がもたれ、1万人を超える救世軍兵士(信徒)が集って、インドネシアの救世軍を通して働かれた神の御業を賛美しました。同日午後には青年のための集会も開かれました。
 6月2日にはジャカルタ第一小隊を会場に任官任命式がおこなわれ、36人が新たに救世軍士官(伝道者)として任官されました。神様に向かう心が新たにされ強められる時でした。

〈万国本営〉
●気候変動に関するシンポジウム

 世界中で気候変動の影響が拡大していることを受けて、救世軍万国本営(国際本部)では、5月21~23日に、オンラインシンポジウム「南半球における気候変動への適応とレジリエンス(回復力)」を開催しました。世界各地の救世軍から300人以上が参加し、「気候変動対策への聖書的根拠」、「世界的状況と他の組織の取り組み」など、様々なトピックについて学びました。
 分野別のケーススタディでは、地域保健活動、人身取引、ジェンダーの不平等、水と衛生、農業に焦点を当てました。発題者と参加者たちは、気候変動が個人や地域社会に及ぼしている影響について共有し、これらの影響への対策として世界各地の救世軍で実施されている、多様な活動が紹介されました。

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