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国際ニュース
2019.06.01(土)

世界をみつめて – 最新ニュース2019年7月

ときのこえ 2019年7月号 より

〈カナダ〉豪雨による非常事態宣言

4月下旬、急速に解けた雪解け水と豪雨が、カナダの首都オタワを含む3つの州(オンタリオ州、ケベック州、ニューブランズウィック州)に壊滅的な影響を与えました。河川の水位が急上昇したため、何千もの人々が避難を余儀なくされ、各地域で非常事態宣言が出されました。救世軍は、カナダ全土から人々を募り、洪水の影響を受けた人々とボランティアに対する支援を提供しました。

〈カナダ〉豪雨による非常事態宣言

4月27日(土)、オタワのすぐ西にあるコンスタンス湾での救世軍の食事支援活動を、ジャスティン・トルドー首相が訪問し、 土嚢づくりにも協力してくださいました。他の地域では、消防署の要請を受け、採石場で土嚢を詰めている住民やボランティア、カナダ軍兵士への給食活動をおこないました。

〈カナダ〉豪雨による非常事態宣言

〈ノルウェー〉洗車場がオープン!

救世軍は、ノルウェー南部の都市テンスベルに、洗車場「Såpa」(ソーパ:ノルウェー語で「石鹸」)を開設しました。

この施設は、刑務所からの出所者の就業支援とリハビリ、社会貢献のために開設されました。救世軍のモットー「スープ(食事)、ソープ(石鹸・衛生)、サルベーション(救い)」を表す総合的なアプローチにふさわしいこの働き。人々が過去や現在の精神的及び肉体的な状態に囚とらわれることなく、有意義な仕事に取り組める機会を提供することを目指しています。

20年間リハビリ施設と刑務所に入所していた人が、運営を担っています。彼は、高圧洗浄機を正確に制御し、出庫する前のすべての車をチェックします。他の従業員にとって大切な模範となっている彼は語っています。

「私は、従業員が麻薬やアルコールの影響下にある間は仕事に来ることができないことを常に繰り返し教えています。状態が悪い時には家に送り返すのですが、状態が良いならば、いつでも歓迎されていることを示しています。私は、セカンドチャンスの重要性を理解しているからです。」

ノルウェーの救世軍は、職業訓練プログラムのための新しい方法を常に模索しています。救世軍が運営している、Fretex(フリァテックス)は、国内最大の職業訓練の会社となっています。

〈ノルウェー〉洗車場がオープン!

救世軍の名前は、テンスベルにおいて「革新」と同義です。救世軍の小隊(教会にあたる)と、リハビリ・リサイクル産業が組み合わされることで、両者の働きは活性化され、新たな働きかけの機会が可能になりました。

テンスベルでは、カフェ、コンサート会場、自転車のワークショップ、織物の生産と印刷業などを救世軍が運営しています。日曜日の礼拝の場所をコンサート会場に移したところ、小隊のホールでおこなっていた時に比べ、地域からの参加者が大幅に増加しました。

「私はSåpa をぜひお勧めします」とはテンスベルのピーター・バーグ市長の言葉です。続けて語っています。

「自分の車をテスト洗浄してもらいましたが、結果は素晴らしいものでした。救世軍は私たちのコミュニティで尊敬されている組織です。人々にとってどれほど意味のある生活をつくり出しているか、と感銘を受けています。」

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