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あまり報道されていない、ガーナ北部での水害のために、救世軍は英国の慈善団体(UK charity Shelterbox)と提携して被災者に一時の安息を与えている。政府の発表によれば国土の北東部、北西部、北部において275,000人が被災したという。西部においてもその一部が洪水になっている模様。被災者のほとんどは家を失い、その他の住民もそれぞれの家の残骸の中でかろうじて生活している。
ガーナ赤十字のベノニタ・ビスマークは言う。「災害の規模は信じ難いほどです。国際社会の中でだれも話題にしないようですが、まったく驚きです。」地元紙 The Statesman の報告では「この洪水の手酷い有様で、ある被災者は木の上に避難するより他無く、ボートで救出された人々もあった。」という。被災者の多くは農業従事者で、その作物は壊滅した。
最も被害を受けた地域にある救世軍は規模が小さいのだが、救世軍人はニーズに応えるためによくやっている。デニス・ストリッセル大佐(司令官)は言う。「会館が家から逃げてきた洪水被災者の避難所として用いられています。家の多くは泥そのものという状態ですから、それらが一掃されるように願います。道路も多くが流失してしまい、被災者を訪ねるための道が限られています。」
皮肉にも、ガーナの農業従事者は今年、干ばつによる不作に見舞われていた。そして今度は、ガーナの農産物需要の 45%を賄う地帯が洪水のダメージを受けた。食糧不足がさらに深刻なものになるだろう。「これからの数ヶ月にわたる大いなる災いをわたしたちは懸念しています。」ベノニタ・ビスマークは言う。
ロータリークラブの会員で“Shelterbox”の代表者であるトム・ヘンダーソンは言う。「救世軍と協力することができ、うれしく思います。また協力することもあろう将来の緊急事態のために、わたしたちの関係が発展することを希望します。」
救世軍国際緊急サービスでは追加して40,000USドル分の支援を提供した。キャッフル少佐は言う。「わたしたちは支援を拡大できないかと願っています。最初の支援でも非常に多くの人を支援することになりますが、困り果てている人はもっと多くあるのです。
救世軍万国本営のアフリカ災害基金ではオンラインによる寄付(英語)を受け付けている。
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