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(救世軍万国本営サイト 2008年4月14日付)
ケニアでの最近の騒乱から逃げ出してきた難民たちは、いまだにウガンダ国境を越えた付近で生活しており、地元の各世帯や数少ない非政府組織の世話になっている。ウガンダのトロロに滞在している救世軍の国際緊急サービスチームによると、安全を求めて国境を越えてくる家族は続いており、まだ大きな求めがあるという。
マスメディアの興味が高かったころ、いくつもの団体が食料を供給し、衛生、水、仮設宿舎といったことについても組織立った対応がなされていた。その結果、越境難民用の大きなキャンプが設営され、それによって可能な限り多くの人々の世話をできるようになったのである。キャンプ運営の最盛期には2000人にものぼる人々が収容されていたが、他にも多くの人々が、ケニア-ウガンダ国境近くにあるトロロ、ブンボ、ソオノといった町の人々の家で世話を受けていた。
多くの人々が個人の家の世話になっていて、その受け入れ家庭を含めて地域の人々を支えるのに食料は不十分という問題に救世軍も関わるようになった。国連の作業グループは「この地域が深刻な飢餓と人道上の危機に至る可能性は高い」と述べたという。
救世軍のチームと地元の救世軍人たちはよくやっている。オランダ、イギリス、ニュージーランドなど各地の救世軍から資金援助を受けて、約12,500人の人々—難民と受け入れ家庭—が基本的な食料の供給を受けている。
メディアの関心は薄らいできているが、困難は続いている。ケニアで最近まとまった平和についての合意を受けて難民が帰国することが望まれるが、多くはそうしようとしない気配である。ウガンダにある救世軍緊急チームの指導者、ダマリス・フリックは言う。「この危機がどれだけ続くか見極めるのは非常に難しいです。人々は引き続き国境を行ったり来たりしているようですし、何にせよ早急に問題が解消することは無いでしょう。」
セドリック・ヒルズ少佐(国際緊急サービス・コーディネーター)もこう述べている。「それほどまでになるとはだれも思っていなかった、かなり長期の支援活動ということになりつつあります。世界中からのまったく惜しみ無い支援があったわけですが、この活動のための資金はここに至ってほとんど使い果たしています。支援チームはよく働いていて、大きな求めのある人々に多くの助けを提供しています。資金はまだ必要なのです。」
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救世軍国際緊急サービス、マイク・キャッフル少佐 報
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