救世軍万国本営サイトの記事より

南アジアの民族が四川の被災者を支援

（救世軍香港及び澳門軍区サイト 2008年6月9日付）

リヒタースケール8を観測した地震は四川省北縁地域を壊滅させ、家族や家を失った多くの生存被災者を後に残した。この悲劇的惨事は南アジア出身の香港在住者の心を痛めつけた。南アジアの人々は被災した彼らの兄弟姉妹のことを思い、支援を提供したいと望んでいる。

天國路径、包括香港グルカ保安人員協会などの南アジア系のグループは、4,486香港ドルを集め、四川の被災者を助けるためにと救世軍への寄付を望んでいた。南アジア系民族の、ある人々は被災者への贈り物として5色の糸で編んだ腕輪をボランティア活動でいくつか用意した。四川の人々が困窮しているこの時、肌の色が違う世界中の人々が助けてくれるという意味を込めて。

包括香港グルカ保安人員協会の財務担当者、ラマ・プレム氏は本日（6月9日）、小切手の贈呈式に出席した。香港在住の南アジア出身者は裕福な人々では無く、多額の金銭を集めることはできなかった。しかし、彼らは四川地震の被災者を支援することについても香港の人々のパートナーでありたいと願っている、とのこと。

香港天國路径の主席、ライ・バル・クマル氏は四川における救世軍の働きを謝して、寄付金が被災者の緊急ニーズのために用いられることを嬉しく思うと述べた。

両氏は、香港に在住する南アジア系民族の魂と心は、困窮している四川の人々と共にあると述べた。

救世軍香港及び澳門軍区総指揮官マーヴ･ロウランド大佐補は南アジア系の人々が救世軍を信頼してくれることに感謝を述べ、5色の腕輪は苦境にある四川の人々を必ず励ますであろうと信じる、と語った。

救世軍の支援チーム第3陣は6月10日、火曜日に四川へと出発し、支援物資配布とともに中長期的復興についての話し合いを行う。チームは四川省の彭州と茂縣、および甘粛省の碧口鎮を訪れる予定である。チームは20万香港ドル相当の医療用品および現物寄贈された100万香港ドル相当の医療用品を持っていくが、四川までは香港ドラゴン航空が無償でこの2‐3日中に輸送してくださる。

「心からの音楽」という流行衣服の慈善販売が救世軍による四川地震被災者支援のために行われる

（救世軍香港及び澳門軍区サイト 2008年6月9日付）

「心からの音楽」（楽韻悠揚表愛心）という流行衣服装飾品の慈善販売が、名士たちのグループの提供で2008年6月14日−16日、香港マンダリン・オリエンタル（香港文華東方酒店）にて成功裏に行われた。

デザイナーブランドの衣服装飾品が篤志家から寄贈され、香港マンダリン・オリエンタル・ホテルが無償で会場を提供してくださり、慈善廉売で220万香港ドルが救世軍による四川地震被災者支援活動のために得られた。費用が差し引かれること無く、売上の100%が救世軍に寄付される。

香港社会の名士たちが時間と労力を費やしてくださったことに救世軍として衷心から感謝したい。また、会場を提供してくださった香港マンダリン・オリエンタル・ホテルに対しても。

救世軍の緊急支援チーム第3陣は現地調査を終えたところである。彼らは綿竹市、什邡市、德陽市など被害の激しい一帯に到着すると、中長期的な再興計画のための調査を行い、地元行政府当局と接触した。チームはまた、緊急の求めに応じて20万香港ドル相当の医療用品（尿採取袋とガーゼ）を持って行った。さらに100万香港ドル相当の医療用品が近日中に四川へ届けられる予定。