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多くの人が、「健康で、長生きしたい」と思うものです。また、「お金も大事だけれど、人生において一番大事なのは、健康である」ともよく言います。健康を維持するために、食べ物に気を配り、適度な運動をし、ストレスがたまらないように気をつける……等、健康であるために、いろいろなことが勧められています。
では、人が健康であるとは、どういうことでしょうか。普通に考えると、病気でない人はすべて健康ということになるでしょう。つまり、ものすごく元気な人も、いささか疲れている人も、病気でなければ健康なのです。
しかし、病院で検査をして、「異常がありません」と言われた人は、本当に健康なのでしょうか?
WHO ( 世界保健機関) の定義では、「病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、社会的にも、スピリチュアルな点でも、すべてが満たされた状態にある」ことを健康としています。ですから、この四つの要素を、総合的に考えることが、健康について考えることだと言えるでしょう。あるミッションスクールの女学生が、卒業アルバムにこんなひと言ことを書きました。
「人はパンだけで生きるものではない。(米屋)」
聖書に記された、イエス様の言葉の引用ですが、その一部を取り上げて、冗談風に書いたものでした。イエス様は、
「人はパンだけで生きるものではない」
のあとに、
「神の口から出る一つ一つの言葉で生きる」(マタイによる福音書4章4節)
と続けています。人が、真に生きるために、「パン(物質)」も必要だが、それだけでなく、「命のパン」である、「神の言葉」が必要だと言っています。人の肉体的部分や精神的部分、社会的部分と、スピリチュアルな部分とは分離することができません。お互いにかかわり合っているからです。そして、この四つの要素の中で、最も大切なものが、「神の言葉」を必要とするスピリチュアルな部分だと言えるでしょう。もし、生きていることに意味を感じることができるならば、その人はスピリチュアルな部分において健康だと言えるでしょう。様々な障がいがあっても、不自由を感じることはあっても、不健康ではありません。貧しくても、苦労があっても、健康に生きていると言うことは可能なのです。
人の健康を量る上で、生活の質(Quality of Lifeクオリティオブライフ 以下QOL)ということが言われます。人は誰でも年を取り、病気でなくても、体に不自由を感じ、そして、死を迎えます。しかし、体が不自由でも、心は自由であることができますし、高齢になっても、心は若く、活き活きと生きることはできます。
QOLは、他の要素と同様に、その人のスピリチュアルな健康に大きく左右されると言えるでしょう。それを決定づけるものが、「神の口から出る一つ一つの言葉」だと、聖書は宣言しています。
あなたは健康ですか? 肉体的にも、精神的にも、社会的にも、そして、最も大切なスピリチュアルな点でも! 人が本当に生きていることを実感するためには、つまり健康であるためには、神の口から出る一つ一つの言葉(聖書の言葉)が必要なのです。ぜひ、聖書に目と心を向けてください。
(救世軍士官〔伝道者〕)
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